お問い合わせはお気軽に
0569-84-2002

復元事例

大阪某所タイル改修工事

復元事例
2020年10月14日

補修タイルを出荷した後、どのような感じで既存タイルと張り分けられているか気になる。
色合い的に問題無いと判断し出荷したタイルが、現場では若干目立っていたり、
逆に不安な色合いが現場では馴染んでいたりすることもある。
本現場は築約50年のマンションで、エントランスで使用されている湿式小口タイルの
復元を請け負うこととなった。施釉ラフ面で趣はあるが、一目で難易度が高いとわかるタイルであった。
その後見本焼きはいいできだったが、本生産のタイルは手触りや斑点の掛かり具合が元見本と異なり不安だった。

無事に納品し、竣工後現場を訪れて確認してみた。目地が若干薄い部分が張り替えたところだが、どれが補修タイルかほぼわからない。建設当初と改修後の目地色が極端に異なると張替箇所が目立ってしまうが、本件では問題ない仕上がりとなっていた。タイルに限らず、色や見え方というのは対比するものや場所でも変化するから、慎重に判断せねばならない。


 

PAGE TOP